カリフォルニアで私市夫婦が手掛けるピノ
※2020年のラベルにはボトリング前に濾過していない事を示すアンフィルターの記載をしたシールが付いています。少し澱がありますので、抜栓時にはお気をつけください!日本人醸造家・私市友宏&レベッカ夫婦が、カリフォルニア/ソノマ/ロシアン・リヴァー・ヴァレーの高台にある幻ヴィンヤードの選りすぐりのピノノワールから造るワイン。正規輸入元への入荷が60本のみの希少な逸品です!!
■ワイン・メーカーのコメント幻ヴィンヤード伝統のディジョンクローン115と667をブレンドした、このピノノワールは芳醇なラズベリー、熟した生のチェリーの香り、味わいがあります。マルベリー、ブラックプラムや土壌の香りと共にシナモンの香りがアクセントになっています。口の中に濃厚なプラム、ザクロ、ブラックチエリーの味わいが広がります。カルダモンやスミレの香り、味わいも感じられます。きめ細かいタンニン、やわらかで熟したダークフルーツのフレーバーと共にヴェルベットのような滑らかな余韻へと誘います。まさに典型的な幻ヴィンヤードのピノノワールです。ビオデナミ農法を取り入れた畑のブドウならではの繊細な中にしっかりとした力強い味わいのあるピノノワールです。ヴィンテージから10〜15年以上の長期熟成も楽しみなピノノワールです。すぐお飲みになる場合はデキャンタ—ジュをお勧めします。2011年より幻ヴィンヤードはカリフォルニアで、いち早くバイオダイナミックヴィンヤードの認証を受けております。2020年は自然に振り回されたヴィンテージとなりました。2月に暖かい日が続いたため、芽吹きが早く、降水量が極度に少ないことに左右されたヴィンテージです。つまり収量は少なめですが、大変凝縮した味わいの実を付けました。8月まではその季節らしい天候が続きましたが、乾いた稲妻の閃光が幻ヴィンヤードのあるソノマの北で山火事を発生させました。幸運なことに、西からの風が煙を幻ヴィンヤードのヒルサイドから押し戻すように吹き抜けたため、ブドウを煙害から守る事が出来ました。12時過ぎ真夜中に手慣れたクルーによって小さな房の濃いルビー色のブドウを収穫しました。夜明けには、丁寧に除梗の準備が整いました。数日間コールドソークをした後、自然酵母を用いマロラティック醗酵、新樽25%、残りは2年目のフレンチ・オーク樽を使い10カ月樽熟成しました。出来る限りSO2の添加を控えた自然な造り、濾過無しのワインです。フレンチオーク(新樽25%)で10か月熟成しています。アルコール度数14.2%。
■マボロシ(幻)についてマボロシ(幻)は、カリフォリニアで、私市友宏とレベッカ夫婦が運営するワイナリーです。フランスで、畑での仕事を経験した後、カリフォルニアに渡り、友宏さんは、ストーンストリート、ワイナリーのセラー、ワーカーから始め、ミシェル、シュランバージェ、ワイナリーでエノロジストとして長くキャリアを積み、レベッカさんは、サイモン、レヴィ、セラーズにてワインメーカー(醸造責任者)として活躍しました。その後、私市夫婦は、ソノマのロシアン、リヴァ、ヴァレーにピノノワール畑を購入、自分たちの畑から取れたピノノワール造りに力を注いでいます。敷地内の住居に加え、テイスティングルームも完成、2011年にはバイオダイナミックスの認証も取得し、デローチなどの他ワイナリーへもブドウを供給、そのブドウのクオリティの高さは品評会でも評判となっております。また、ブドウを購入し造り始めた「メルロー」「カベルネソーヴィニョン」も、自分たちで、ぶどうから育てていきたいと願っていた二人は、念願の自分たちのヴィンヤードをソノマのセバストポールに購入しました。ピノノワールが植えられた畑と共に夢に向かって着実に一歩一歩前進しています。原語表記:Maboroshi Pinot Noir Biodynamic Maboroshi Vineyard Russian River Valley