≪Chenin Blanc Wines of the Year 2024(by Tim Atkin)≫ ○[TA99点]
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■ティム・アトキン99ポイント
Chenin Wines of the Year
■プラッターズ・ガイド97ポイント
★★★★★
◎白キュヴェ、パラディウスをも超越する最古にして幻のシュナン。 赤の『コルメラ』と白の『パラディウス』の2つのトップ・キュヴェを取り囲む、カラフルな蝋封が特徴の9種の「古木シリーズ」。 これらの9つのオールド・ヴァイン・シリーズの中にイレギュラーな例外的スペシャル・キュヴェがあることをご存知でしょうか? それがこちらの『メフロゥ・カースティン』です。 そもそも価格からして本来上位にある白のキュヴェ、パラディウスより高額…とは明らかに異質。 ’17年にてようやく日本に初めて解禁され、それまでは輸出すらされていなかった幻のキュヴェでもあります。 その中身は"今も現存し、進行形でシングルヴィンヤード・ワインが造られる畑としては南ア最古"の一つとされる、『カースティン・ヴィンヤード』からの果実を使用したもの。 このフルーツの存在こそが、スワートランド(とオリファンツ・リヴァー)を本拠地とするセイディが、「唯一」ステレンボッシュでシュナン・ブランを造り続けている理由です。 ▼メフロゥ・カースティン(Mev. Kirsten) 畑の所在はステレンボッシュはヨンカースフック、ボスマスコップ山のふもと。1905年〜1946年に植樹された、今も単一畑ワインが造られ、現存するものとしては南ア最古の畑の一つと言われています。 「メフロウ」(Mev.)とは英語で「ミセス」(Mrs.)のことで、畑のオーナーであるアン・カースティン女史をそのまま冠した名称。 彼女は2015年4月10日に90歳で他界。その年にリリースされた’14年は、追悼ネック・ラベルがかけられたそうです。 花崗岩土壌のわずか1haと極めて小さな畑で、2006年以降に順次植え替えも行い、以前よりも収量が増えたとのこと。 酸を十分に残すために早摘み。100%全房使用。樹齢ごとに分けて収穫し、若樹からの果実は500Lのオーク樽を、古樹の葡萄はフードルを用いて自然発酵。MLFあり。 ともにシュール・リーで12ヶ月熟成。ブレンドしてからフードルにもどし、二週間静置。 ◎Tim Atkin South Africa Report 2024より TA99点
「It doesn't look like much up close - a few vines at the bottom of the Jonkershoek Valley overshadowed by an electricity pylon - but Mev Kirsten is the oldest Chenin Blanc vineyard in the Cape, planted in 1905 on decomposed sandstone and alluvial granite soils. I can't recall a better release of this wine, which feels like the product of a lifetime's work. Serious, concentrated and intense, this has layers of oatmeal, pear, citrus, lanolin and dried honey, remarkable focus and vivacity and the concentration to develop beautifully in bottle.」 2024年版アトキン・レポートでは、『アルヘイト・ノーティカル・ドーン』の’23年がTA100点
に輝き、白のトップに。その次点となる一本が、当メフロウ・カーステンです。 洗練された規律正しい印象。確実に長期熟成タイプの仕上がり。 アロマは トロピカルフルーツの印象から、徐々にフレッシュなアプリコットや熟した桃、洋梨などの石果のニュアンスへと変化。 しっかりとしたタンニンと酸がこれらの熟した果実感を包み込み、信じがたいほどの凝縮感と骨格が妖艶で長いフィニッシュへと誘います。 重量感なきリッチさは出そうとして可能なものではありません。ワインマグが「ドラマチック・ワイン」と述べ、アトキンが「南アの宝石」と讃え、アドヴォケイト誌が「祝福された作品」と評する、、、●シングル・オールドヴァイン・シュナンの最高傑作。