≪前作はWine & Spirits Year's Bestにも≫ ●
■60本完売! 12本追加いたしました。 ◎実はメルローだけじゃないダックホーン。 皆様はこう思われたこと、ないでしょうか…「ダックホーンって、あんなに凄いメルローを造るのに、どうして同じボルドー系品種であるカベルネの評判はメルローほどではないのだろう?」と。 ダックホーンのメルローといえば、英デキャンター誌からの
世界6大メルロー
への選出や、スペクテイターTOP100#1…世界No.1ワイン
受賞など、対象を世界に広げたとしても、手にしたアワードは数知れず。 一方、カベルネも優れた品質を誇り、決して駄作は造っていないのですが、メルローの華々しい表舞台での活躍と比べてしまうと、やや物足りなさを感じてしまうかもしれません。しかし、実はそれを最も痛感していたのは、私共ではなく、ダックホーン自身だったのではないでしょうか。 何か抜本的なテコ入れをしたのかは不明です。しかしながら、2014年に、元ロバート・モンダヴィのラボで活躍していたレネー・アリ(Renee Ary/右画像)女史が醸造長に就任してからというもの、カベルネのクオリティは右肩上がり。 メルローから後発となった、『スリー・パームス』のカベルネ版は、四年で二度のWE95点
獲得。同作品はスペクテイター誌でも実に"15年ぶり"のWS94点
到達。昨年は、『ポストマーク』なるサプライズ・カベルネの発表もありました。 ▼ そして遂に…ナパカベが年間十傑に!(#6) 2020昨年暮れに発表された、W&S誌による毎年恒例「Year's Best Cabernet」の最新2020年度版。 米国産×カベルネ種のみで全648本のワインが試飲された中、ハイレイティング・ワインが地域別にスコア順で掲載されました。 中でもナパ・ヴァレー部門にて、見事年間第6位
に選ばれたのがダックホーンの’17年でした。 因みにTOP10内で、日本で手に入る$100未満
の作品はダックホーンが唯一。TOP10他銘柄は、ハイツのマーサズ、スタッグスのカスク23、インシグニア、ヤオ・ミン($695)らで、圧倒的最安値でのTOP10入りを果たしました。 ◎ナパ・ヴァレー・カベルネ ダックホーンが手掛けるカベルネの特徴はリッチ&ソフト。熟成させても勿論美味しいですが、リリース直後に十分楽しめるあたりの柔らかさが魅力です。 自社所有畑からのエステート・フルーツに加え、契約栽培家からの果実も使用。出どころは明かされていませんが、ダックホーン自らでは「トップ・グロウワー」と述べています。どこなんでしょうね…。 ’21年はカベルネ94%にメルロー5%、フラン1%、新樽比率50%のフレンチ・オークで16ヶ月の樽熟成。度数14.5%。 ブラックベリー、ハックルベリー、チョコレート、ほのかなミント、カルダモン、クローヴ、グラハム・クラッカーのアロマ。 ボイズンベリーやカシスの贅沢な味わいが、しっかりしたタンニンと骨格に支えられ、ほのかな甘味とたっぷりの旨味が長いフィニッシュを作り出します。 「ここのワインはいつもメルローかSBばかり…」と仰る皆様にもおすすめします。●遂にスタンダード版ナパ・カベでもここまで来た、現代版ダックホーン。今後もカベルネは要チェックです♪