≪ウルトラマリン醸造家、マイケル・クルーズ作≫ ★
5,610 円 （税抜き）
ワインメーカー・オブ・ジ・イヤー
受賞、英デキャンタ誌からも「カリフォルニのスパークリング・レボリューションの先導者」と呼ばれる彼の泡部門…ウルトラマリンに対し、スティル＆ペティヤン部門が 『クルーズ・ワイン・カンパニー』 です。 今作は、ナパ・ヴァレーにある『ランチョ・チミレス・ヴィンヤード』（Rancho Chimilles）で育まれたヴァルディギエ種からのペット・ナット。これまで当店からも複数ペティヤンをご紹介して参りましたが、ナパ・ヴァレー産は初めてになります。 ▼ ペティヤンとペティヤン・ナチュレル ペティヤンとはフランス語で「ぱちぱちとはじける」といった意味で、ワインとしては、弱発砲、微発砲、セミ・スパークリングなどと呼ばれる、ガス圧3気圧未満（一般的には1〜2.5気圧ほど）のスパークリングを指します。で、ペティヤン・ナチュレルとは、自然な方法で造られたペティヤンのことで、Pet-Nat（Pétillant Naturel）と呼ばれ、特にニュー・ウェーブらの間で注目の存在となっています。 製法としては、一次発酵時途中、発酵が完了する前に生きた酵母ごとワインを瓶詰めしてしまいます。すると瓶内でも発酵が続くため、そこから発生する炭酸ガスが瓶内に留まり微発泡酒となります。例えばシャンパンなどの場合、瓶詰めの際に酵母とリキュール（糖分）を加えて更なる瓶内発酵を促すのですが、ペティヤン・ナチュレルではそれをせず、ガス注入なども行いません。発酵を、葡萄が持つ自らの糖分だけに任せます。 それだけに泡立ちは一般的なスパークリングより弱いものの、上質なペティヤンになりますとそれが却って心地よくもあります。また泡が弱いことに加えて人工的な酵母や糖の添加が無く、澱引き、清澄、ろ過が行われないケースも少なくいため、より自然で生に近い、ナチュラルな旨味が楽しめます。 ヴァルディギエ種はかつて広く南フランスで栽培されていた黒ブドウ品種で、アメリカでは「ナパ・ガメイ」と呼ばれて親しまれていましたが、近年ではあまり見られなくなっておりました。 ニュー・カリフォルニアの造り手の間では人気の葡萄品種で、複数の名作が誕生しています。実はかの『リッジ』でも栽培されていたりします。味わいについては下記シートをご覧下さいませ。 「ヴァルディギエ種がまずよくわからないのに、更にそのペティヤン？」…と不安に思われるかもしれませんが、どうかマイケルに身を委ねてみて下さい。 このボトルだけ体験頂ければ、もう、同系統の他作品に手を出す必要は今の所ありません。何せこれが最高峰なのですから。年産は僅かに≪625ケース≫オンリー。 ◎ちなみに、当ワインのスティル版→こちらの赤ワインです。■キャップは王冠となります。