≪作品番号第一番≫ 公式デビュー・ヴィンテージ! ●
破格
プロトタイプ ◎なな…オベール・ピノが1万円台!? 現在オベールからリリースされるシングル・ピノは、いずれも正規輸入元の定価ベースで三万円台の中~後半。四万円台突入も時間の問題か…という状況ですが、それでもクオリティから言えば、決して高すぎることはない、という評判です。 …にもかかわらず、キスラー、マーカッサンらとともに新たなBIG3を形成するオベールのピノが、なんと1万円台、それも税込みでも…という驚くべき破格値の一本、それがこちらのRRVです。 ▼「RRV・ピノ」、その正体とは… オベールでは近年、セバストポールの街近郊にある、RRV内に新たに自社畑を購入しました。 いずれここから単一畑がリリースされる予定なのだそうですが…そう、このRRV版、なんとその試作品! まだ樹が若いがためにAVA版としてリリースしただけなのだそうで、紛れもなくこの新畑からのピノ。品質的には「AVAワインとしてリリースするのは惜しいほどの仕上がり。」とのこと。 ’23年は十分な収穫があったうえ、品質も素晴らしいものに仕上がった為、初めてお披露目(その代わりAVA版として)となったのだそうです。 即ちこれがファースト・ヴィンテージ。後々、新たな名称が付与されたシングルとしてリリースされるのでしょうが、そのプロト・タイプというわけ。 それにしては安すぎる…というのが個人的な印象ですが、そのせいもあってかシャルドネ以上に少ない割り当てとなっています。 ▼’23年 2023年は冷涼で、非常に長い生育期間を取ることができたヴィンテージ。オベールのみならず、その品質には既に大きな期待が各所から寄せられています。 マーク・オベールは、このワインのコメントを記す際に、過去のヴィンテージと比較してみようといろいろ考えたのだそうですが、「振り返っても、同等のヴィンテージは思い付かなかった。」そうです。 この年のワインは、優雅なテクスチャー、空気のように軽やかな香りと透明感が際立ち、オベールにおいてはその個性がグラスから溢れ出し、類まれなニュアンスと明確さで輝いている、とのこと。 ▼マーク・オベールより 「このヴィンテージを知るための素晴らしい仕上がり。成熟期間の長さが、濃密で複雑、かつ豊かな味わいを生み出し、ビングチェリーの果汁、レッドプラムオイル、ブルーベリータフィーの香りが広がる。冷涼なメントールとサンダルウッドの香りが根底にあり、豊かなベリー系果実の香りを支えている。リッチな口当たりと柔らかく整ったタンニンが特徴で、若いうちから楽しむことができ、数年の熟成を経てもその濃縮感と酸味を楽しめるだろう。」 夜まだ涼しいうちに収穫し、5~6時間以内に発酵をスタートさせることを目標に、冷蔵車で直ちにワイナリーに持ち込んで選果。 オープントップのタンクで天然酵母のみで発酵。その後仏産樽にてゆっくりと健全な発酵を進めます。瓶詰後、一年経てからリリース。 マークはこの新たなRRVの自社畑について、「涼しく起伏の激しいセパストポルの町近くに位置し、RRVらしい、濃密で複雑、かつ豊かなベリー系の味わいがありながら、繊細な酸、柔らかく整ったタンニンが特徴。」と述べています。 いずれシングルもリリースされることでしょうが、果たしてどのようなネーミング(と、そして価格)になるのでしょうか…。ご予算許せば、『キスラー・RRV版』との飲み比べも、ぜひ。●それにしても一体いつぶりです?オベールのピノが税込みでも1万円台なんて…。
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