高樹齢&超低収量の若き自然派生産者!!
■ラ・ソルガ エスプリ・アティラ2019
コルビエールの中心、ラグラス村の鉄分を含む粘土石灰岩土壌の高樹齢カリニャン(113 年)、を主体に残り4品種で造られる赤ワイン。ブルーベリー、ブラックカラント、ブラックオリー ブなど、2つの葡萄が調和するアロマティック なノーズ、食欲をそそるブルーベリーの風味、凝縮されているがフレッシュな口当たり。名前の由来は「Esprit es-tu-là」(幽霊を 呼ぶ時の掛け声)と「Attilla」(フランス征服 を目論んだ古代フン族の王)をかけたダジャレ。 産地
フランス/ラングドック 使用品種
カリニャン60% (113 年)、シラー30% (40年)、グルナッシュ、メルロ、アラモン 製法
葡萄はそれぞれ90 日間全房発酵、アッサンブラージュしコンク リートタンクで1年、更に瓶で1年間熟成 タイプ
赤ワイン・ミディアム醸造家のアントニー・トルテュルは元々化学を専攻し化学者を目指していましたが、2001年にトゥールーズで起きた化学工場の爆破事故を機に近代化学に疑問を持ち、自然を尊重する農業の道に進むことを決意します。その後南仏のベルジュラック、コルビエール、フィトー、シャトーヌフ・デュ・パプ等で6年間栽培や醸造を経験し2008年、若干25歳でネゴシアンとして独立しました。 「La Sorga」の名はオクシタン語の「La Source(泉)」に由来します。アントニーがワイナリーを所有する地域の名でもあることから名付けられました。彼はネゴシアンながら買い付ける葡萄に対する拘りが非常に強く、樹齢は40〜110年の非常に古い葡萄であること、収穫に立ち会わせてくれる畑、収量の低い畑、その土地の土着品種であること、日当たりが良く斜面の急な水はけの良い畑など、南仏、ローヌの各地へ自ら足を運び、厳選した約40軒の有機栽培農家から葡萄を(シャトーヌフ・デュ・パプやサンシニアン、ピック・サン・ルー、フォジェール、アルディッシュなどから)買い付けています。 また最近は、自社畑も購入しドメーヌとしてもワインを造り始めています。醸造においては非常にシンプルで、赤ワインはマセラシオン・カルボニックで全房発酵(一部除く)、亜硫酸不添加、無清澄・無濾過。白ワインはキュヴェにより低温発酵、常温発酵を使い分け亜硫酸不添加、無清澄・無濾過で瓶詰めをします。毎年約30キュヴェを作るアントニー!定番ワインから1度しかリリースされないキュヴェまで、個性が光る粒揃いのワインを造っています。 最近のソルガ… 現在アントニーは右腕であるダヴィッドと共にワイン造りをしています。 2017年にカーヴを引っ越したアントニー。1年かけてダヴィッドがカーヴの裏庭を改築し、現在はなんとキッチンやダイニングテーブル、ソファなど超立派な居住空間があり友人の憩いの場となっています。裏庭にはキャンピングカーやテントがあり、友人が寝泊まりすることがしばしばあるそう。また2017年より、プレス機を新調。この機械によって、かなり豆のリスクが減りました。以前のプレス機ではプレス後、発酵の段階で既に豆が発生していましたが新しい機械を導入してからは発酵時の豆は感じなくなったと本人も大変満足の様子。今後はソルガの良さはそのままに、さらに質の良い安定したワインが生産されるでしょう!今後のソルガに期待大です。
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