臨床試験/臨床研究におけるQMS実装(Issueマネジメント・CAPA策定)と試験デザインへのQbD活用


 臨床試験/臨床研究におけるQMS実装(Issueマネジメント・CAPA策定)と試験デザインへのQbD活用

サイエンス&テクノロジー

49,500 円 (税抜き)

~想定されるIssue/Riskの原因やImpactを基本的なQMSアプローチに落とし込む具体的な方法~
■書籍趣旨 ICH E6(R3)やE8(R1)により、臨床試験/臨床研究の品質向上がさらに進み、QM活動が臨床試験/臨床研究を運用する上で重要な課題となります。臨床試験/臨床研究の品質を確保するためのクオリティマネジメント(QM)活動として、想定されるIssue/Riskの原因やImpactを基本的なQMSアプローチに落とし込む具体的な方法を提案できる書籍を目指して企画しました。 各ご専門の方々の見解・ご経験を反映した書籍を発刊させて頂くことにより、製薬企業担当者のご業務の一助となり、いち早く、より良い医薬品の開発につながれば幸いです。
■目次 第1部 ICH E8(R1)及びE6(R3)に関する最新動向 第1章 ICH E8(R1)ガイドラインが目指す臨床試験の姿 1.ICH E8ガイドラインとは 2.ICH E8ガイドライン改定の経緯  2.1 GCP renovation  2.2 ICH E8(R1)ガイドライン作成の経緯 3.ICH E8(R1)ガイドラインが目指す臨床試験  3.1 ICH E8(R1)ガイドラインの概要  3.2 臨床試験における質とは  3.3 ICH E8(R1)ガイドラインのその他の改定のポイント 第2章 ICH E6(R3)の動向 1.GCP renovationの背景 2.現行のICH-E6(R2)の問題点 3.公開されたICH-E6(R3)ドラフトの構成 4.ICH-E6(R3)の適用範囲 5.Proportionalityの概念 6.モニタリングの近代化 7.Data Governanceの新設 8.有害事象の因果関係の考え方 9.Stakeholderの研究への関与 10.Decentralized Clinical Trialへの対応 11.Essential recordsの考え方 12.Annex 2はどうなるか 第2部:ICH E6(R3)を見据えた臨床試験(臨床研究)デザインにおける質の設計とリスク管理 ~Quality by Designと質に関する重要な要因(critical to quality factors)~ 第1章 臨床試験のデザインの構成要素・データソース 第1節 臨床試験/臨床研究のクオリティ・バイ・デザイン(QbD)に関する基本的考え方と計画段階で必要な要素  第1-1項 臨床試験(臨床研究)デザインにおける目標設定とQbDによる質の組み込み、考慮すべきリスクとは。  1.E8R1によって示された世界;RQからプロトコル作成までの流れ  2.臨床試験をプロジェクトと捉えると   2.1 プロジェクトの定義   2.2 立ち上げプロセス(目標設定とプロジェクト憲章   2.3 出口目標・プロジェクト期間の設定〜この研究の位置づけは何か?   2.4 品質目標の設定〜臨床試験で求められる品質とは   2.5 品質目標の設定〜適切な品質目標の決定  3.リスクの考え方   3.1 ISO 9000 QMSにおけるリスクの考え方   3.2 プロジェクトマネジメントにおけるリスクの考え方  4.臨床試験計画段階で考慮すべきリスクとは何か  第1-2項「質に関する重要な要因」への対応  1.CTQ要因とは  2.CTQ要因の特定にあたって   2.1 開かれた対話を支える文化の形成   2.2 試験に不可欠な活動への集中   2.3 利害関係者の試験デザインへの関わり   2.4 CTQ要因のレビュー   2.5 運用上のCTQ要因  3.CTQ要因を特定するために考慮すべき事項  第1-3項 ステークホルダー・エンゲージメント(Stakeholder Engagement)  1.ステークホルダー・エンゲージメントの基本的な考え方   1.1 ステークホルダー・エンゲージメントの概念と導入の背景   1.2 臨床試験の設計と実施段階でのステークホルダー参画の目的(価値提案)  2.ステークホルダー・エンゲージメントのアプローチ方法   2.1 参画のタイミング   2.2 効果的なエンゲージメント活動(プロセス)   2.3 ステークホルダー・エンゲージメントの監視:関与の影響評価   3.Stakeholder Engagementへの障壁と浸透に向けた課題  第1-4項 研究計画シノプシスの作成とQbDコミュニケーションプロセス  1.研究計画の検討   1.1 CQからRQへの変換   1.2 ポジショニングの検討  2.研究計画シノプシスの作成   2.1 プロトコル骨子の作成   2.2 FINERによるプロトコル骨子の検討  3.QbDコミュニケーションプロセス   3.1 QbDコミュニケーションをするための事前整理   3.2 QbDコミュニケーションによるリスクの特定とプロトコル骨子の改善  第1-5項 研究計画の立案〜フルプロトコルの作成のプロセス  1.フルプロトコル案の作成   1.1 フルプロトコルを作成する前に研究者が知っておくこと   1.2 フルプルトコル案作成のための検討事項  2.フルプロトコル案の検討(ブラッシュアップ)   2.1 フルプロコル案を検討する際に心掛けるべきこと   2.2.フルプロトコル案に対する対話のポイント  第2節 臨床試験/臨床研究のリスク・ベースド・アプローチ(RBA)に関する基本的考え方と計画段階で必要な要素  1.E6R2とICHガイドライン近代化の流れ   1.1 ICHガイドライン近代化   1.2 ICH E6R2ガイドライン  2.リスク・ベースド・アプローチとは何か   2.1 臨床試験におけるリスク・ベースド・アプローチの変遷   2.2 臨床試験におけるリスク・ベースド・アプローチ   2.3 リスクに基づく品質マネジメント  3.統合された品質リスクマネジメント計画  4.臨床試験におけるモニタリング   4.1 モニタリングの種類と変遷   4.2 プロセスアプローチ  第3節 品質許容限界(QTLs) の設定に関する基本的な考え方と設定すべき項目例  1.QTLsに関する基本的考え方の整理   1.1 QTLsの定義   1.2 QTLsの設定目的   1.3 QTLsに関連する用語との整理  2.QTLsの導入状況の紹介   2.1 導入状況  3.QTLsの決定方法とQTLs例   3.1 検討時期   3.2 検討に関わるStakeholderと意思決定プロセス   3.3 QTLsの検討方法   3.4 QTLs例  第4節 計画段階におけるStakeholder Engagement〜患者市民参画(リテラシー向上)  1.研究計画におけるStakeholder   1.1 研究の目的とStakeholderとしての患者・市民参画   1.2 患者・市民参画とは  2.研究計画段階ごとの患者・市民参画   2.1 適切なResearch Question/明確な目的と目標   2.2 具体的で実現可能性のある研究方法/正確な評価指標の設定   2.3 患者とは誰か  3.コミュニケーションのための共通言語としてのリテラシーの向上 第3部:ICH E6(R3)を視野に入れた臨床試験/臨床研究のマネジメントとQMS実装     ~海外GCP査察動向をふまえて~ 第1章 ICH E6(R3)を視野に入れた実施段階での臨床試験マネジメント  第1節 臨床試験/臨床研究QMSの考え方とリスクマネジメント  1.QMSとはなにか   1.1 ISO 9000 QMSの概念について   1.2 PMBOKでのプロジェクトマネジメント(実施段階)について  第2節 臨床試験/臨床研究の実施段階におけるリスク・ベースド・アプローチ(RBA)の実践  1.実施段階でのリスクマネジメントの全体像   1.1 臨床試験における品質マネジメント活動   1.2 臨床試験におけるPDCAサイクルとリスクマネジメント   1.3 品質マネジメントにおけるプロセスのつながり  2.リスクに基づくモニタリング/データレビュー の実際   2.1 モニタリング/データレビューの実施   2.2 逸脱等への対応   2.3 モニタリングの報告  第3節 CAPAと変更管理  1.用語の定義  2.CAPAについて   2.1 CA, 2-2 PA, CAPAの展開の仕方  3.RCAについて   3.1 RCA, Fishbone, 5Why  4.CAPAの実践   4.1 CAPAの実践   4.2 具体的な事例  5.変更管理について   5.1 変更管理とは   5.2 変更管理のプロセス  6.継続的改善について   6.1 継続的改善と持続する成功   6.2 組織のアイデンティティとリーダーシップ   6.3 プロセスマネジメント   6.4 組織のパフォーマンス分析と評価   6.5 改善、学習及びイノベーション  第4節 実施段階におけるStakeholder Engagement〜患者市民参画(リテラシー向上)  1. 患者市民参画  2. 研究対象者の「語り」による患者参画の現状と課題  3. 患者市民参画による共創〜まとめにかえて 第2章 臨床試験/臨床研究でのQMS要件と実装  第1節 品質マネジメントシステム(QMS)とは  第1-1項 従来型の臨床試験実施のためのQMS  1.QMSを維持するための仕組み  2.Sponsorとして備えるべきQMSの要素と実装するプロセス   2.1 治験におけるプロジェクトマネジメント   2.2 品質マネジメントの報告   2.3 Sponsorとして大切なこと  第1-2項 定常的プロセスのBuilt-in Qualityに関する取り組み  1.Built-in Quality   1.1 Built-in Qualityとは   1.2 Lean Six Sigmaリーンシックスシグマ   1.3 DMAIC   1.4 SIPOC   1.5 CTQツリー  2.プロセスマップ   2.1 プロセスマップとは   2.2 プロセスマップの作成手順  3.リスクマネジメントによるプロセスの見直し(DMAICによる実務的な改善)   3.1 実施前のプロセスの構築とリスクの明確化   3.2 KAIZEN;実施中のリスクの確認・Issue検出とIssue Management   3.3 注目すべきポイント(タイミング、Stage gate);従来型QMSでも実施すべき内容  4.プロセスマップの実例   4.1 治験依頼者でのプロセスマップ   4.2 治験実施医療機関でのプロセスマップ   4.3 試験レベルでのFitting。リスクに対応した対話(現場でのRisk Communication)  第2節 医療機関における臨床試験/臨床研究QMS実践(従来型・DCT)  第2-1項 医療機関における臨床試験/臨床研究QMS実践(従来型・DCT)  1.治験におけるプロセスアプローチ、医療機関と依頼者へのアンケート結果より見えてきた課題と提言   1.1 アンケート調査方法   1.2 アンケート項目   1.3 アンケート結果   1.4 プロセスアプローチのあるべき姿と3つの提言  第2-2項 医療機関におけるQMSマネジメントの実例  1.医療機関におけるQMSとは何か   1.1 QMSの導入  2.QMS導入事例の紹介   2.1 導入準備   2.2 方法   2.3 QMSは概念である   2.4 医療機関でのQMSの準備   2.5 QMSプロセスシート  2.6 依頼者(CRA)との協働  第2-3項 Decentralized clinical trial(DCT)でのQMSモデル  はじめに  1.日本におけるDCTの現状   1.1 DCTとは   1.2 日本のDCTの現状  2.大阪大学医学部附属病院の事例の紹介   2.1 当該試験の内容   2.2 当該試験におけるQMSへの取り組み  3.国立がん研究センター中央病院の事例の紹介   3.1 当該試験の内容   3.2 DCT実施におけるQMSについて  4.東京センタークリニックの事例の紹介   4.1 当院で実施するDCTの内容   4.2 当院で実施するDCTに関するQMSの内容  第3節 監査におけるリスクベースドアプローチ(Risk-based approach)  1.はじめに  2.治験の監査  3.臨床研究の監査 第3章 日米欧の規制当局における最近のGCP査察指摘事例と着眼点  1.はじめに  2.当局査察の結果結果と着眼点

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